バイナリーオプションを始めとした投資では相場の流れ=トレンドを読むことが大事になってきます。
今回は初心者さんでも簡単に相場の流れが読めるようになる手助けになる移動平均線の使い方を紹介します。
移動平均線だけでトレンドを判断して失敗された方も多いかと思いますが、それは短期的な流れと長期的な流れを上手く合わせて見ていないから起こることです。
当然、移動平均線だけで完璧にトレンドを判断するということは難しく、ダウ理論に基づくスイング判断は不可欠な要素でもありますが、移動平均線だけを使って視覚的に流れを判断していくことは大切です。
20日移動平均線などの短期中期的な移動平均線の傾きを見て判断していく、というのが一般的ですが、もうひと手間加えることでより精度の高いトレンド判断が可能になりますので、是非参考にされてください。
もくじ
必要なモノと取引方法、併せて見ていきたい手法について
必要なモノ
・分析用チャート「MT4」→MT4の導入方法
他チャートでも問題ありませんが、必ずローソク足やボリンジャーバンドといったテクニカルをチャート上に表示させられるチャートツールを利用してください。
※ハイローオーストラリア等の取引画面チャートは絶対ダメ(何も情報を与えてくれません)
・取引業者→ハイローオーストラリア(オススメ!)等、1分や5分等の短期取引、ハイロー取引が利用できる業者
併せて見ていきたい手法について
今回紹介する移動平均線の設定を元にした手法です。
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参考【バイナリーオプション高勝率エントリー手法@トレンド攻略】マルチタイム移動平均線+ピンバーを使ったエントリーロジック
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バイナリーオプションで勝率を上げるためにはトレンド方向に仕掛けるべし
バイナリーオプションでは相場の流れの方向に仕掛けていく方が勝率の高い手法というものがあります。
俗にいう順張り手法です。
どういった手法を用いてエントリーをするかというのはおいておいて、順張りエントリーをするためにはどちら方向に相場が進んでいるのかというのを確認しておく必要があります。
そうした相場の流れを見るために有効なインジケーターの一つとして有名なのが移動平均線になるわけですが、ここでは主な活用方法を2つ紹介します。
まず前提として移動平均線のセッティングを見ていきましょう。
移動平均線のセッティングについて
上画像は5分足のものですが、どの時間足でも同じように組み合わせて活用できる「基準」を決めてみるといいでしょう。
基準は20日移動平均線がおすすめ当サイトでは20日移動平均線をおすすめしていますが、使い慣れた基準があるのであればそちらでも大丈夫です。
そして20日を基準とした場合に、今表示している時間足の2つ上の時間足までの移動平均線も同時に表示させてあげましょう。
つまり、5分足で20MA(移動平均線)を表示させた場合、15分足基準の20MA=60MA、1時間足基準の20MA=240MAとなります。
そして20MAとひとつ上の時間足基準の20MAにはEMAとSMAを表示させています。EMAとSMA間でのデッドクロス、ゴールデンクロスも合わせて見ていくことも重要です。
このような形となります。
上記セッティングは5分足でのセッティングとなるので、他時間足ではまた違った数値になってきます。
1分足基準であれば、20EMAとSMA、次は5分足なので5倍して100EMAとSMA、次は15分足なので15倍して300EMAとなります。
移動平均線の活用方法その1:傾きを見る
一つ目の活用法はやはり移動平均線の傾きを見るということです。
右上に傾いているのであればアップトレンド
右下に向けて傾いているのであればダウントレンド
その際に各MAがパーフェクトオーダー状態になっていることで更にMA基準でのトレンド判断の信頼度が高くなります。
上画像のように20MAにしっかり傾きが付いていたとしても、240MAが横ばいの時、つまり1時間足での20MAが横ばいの時は1時間足レベルではレンジ状態になっている可能性が高いということです。
こうした状態の時は短期足では本当に短期的な流れしか発生できず、上下に行ったり来たりと難しい相場になってしまいます。
20MA1本だけを表示させた環境認識だとこのような事故が起こってしまうため、必ず上位足のMAも同時に見てあげましょう。
移動平均線の活用方法その2:パーフェクトオーダーを見る
先ほどからも書いていますが、MAの傾きを見ると同時にパーフェクトオーダー状態になっているかどうかを確認しておくというのも大事です。
パーフェクトオーダーというのは短期、中期、長期のMAが順番に並んでいる状態のことで、相場に強い流れが出ている証拠にもなります。
移動平均線の活用方法その3:レジサポラインとしてのイメージを持っておく
移動平均線というのは抵抗線としても機能することが多々あります。
先ほどの上の画像では何度も20MAに反発しながら上昇していますし、差し込んできたとしても次の60EMAがサポートラインとして機能して上昇していっていますよね。
このような感じで、上昇からいったんの下落に切り替わる時もMAの間を行ったり来たりしながらスイングを形成してきています。
MAだけを見て反発予測をするものではないですが、こういったMAでの反発イメージを持っておくというのも大事ですね。
まとめ
ということで簡単に移動平均線の活用方法について解説してきました。
移動平均線だけを見てトレンドを確実に判断できるというものではありませんが、パッと見のビジュアルである程度のトレンド方向を判断できるという意味ではかなり有用なインジケーターとなります。
節目節目のラインと合わせて見ていくことで強力なレジサポラインとしても機能し、エントリー判断にも使える優秀なインジケーターです。
今回紹介したように一つの基準を決めておいて、その基準をもとに上位足の移動平均線も組み込んで同時に見ていくという方法はかなり使えるテクニックなので、是非真似されてみてください。
では。